ヨガスタジオを手放したおかげでお客さんが大行列

先日、元ヨガスタジオの経営者とお話する機会がありました。
この方、フリーのヨガインストラクターとして活動後、ご自身のスタジオを構えたそうです。

 

と、ここまでは順風満帆でしたが・・・

スタジオを構えたわけですから、毎日いくつかのクラスがあるわけです。
自分一人ですべてのレッスンが出来るわけでもないので、何人かのインストラクターに委託。

 

そこには当然のことながらフィーが発生します。
さらには、テナント料などの固定費や、もろもろ変動費もかかってきます。

 

集客その他あまりうまくいかず、経営に行き詰まるのに時間はかからなかったそうです。

 

その方はどうしたか?

 

ご自身のレッスンが入っていない時間、他のスタジオやクラブでインストラクターの仕事をしました。
そして、そのフィーでご自身のスタジオのテナント料を払い、委託しているインストラクターへのフィーを払い、生活費も賄っていたとのこと。

 

以前から聞いてはいたのですが、同じようにしている方、案外多いようですね。
そして、それがなんとなく普通だということ。
おそらく、フリーインストラクターとしてあちこちで活動している方が多いからでしょう。

 

複数個所や外で活動することが問題ではなく、その分でテナント料その他を賄わなければいけないことが問題なのです。

 

そのことについて元経営者に聞いてみました。
すると・・・

 

「引くに引けなくなった。自分の見栄だけですね~。」と。

 

たしかにそうでしょう。
スタジオオープンさせれば、周囲からは
「すごいですね」と声をかけられるでしょうし、自分のプライドもあるでしょう。

 

「集客さえ出来れば・・・」
何度も思ったそうです。

 

しかし、客観的にこの状況で集客がうまくいくはずがありません。
なぜなら、自分のスタジオのレッスン以外の時間は、ほとんど別の場所でレッスンをしているわけです。

 

集客活動に割ける時間なんてないからです。

 

どんなビジネスでも、小規模の会社の社長の仕事はマーケティングです。
これに時間が取れなかったら回りません。

 

こんな生活が数年続いたそうですが、昨年店舗を閉めました。
普通は、再びフリーインストラクターとして活動となるのでしょうが、この方は違いました。

 

それまで1レッスン約2500円だった料金を1000円にし、格安のレンタルスタジオで活動を始めたそうです。

 

もちろん集客活動をしっかりし、料金の安さもあって紹介も生まれ、どんどん会員さんが増えました。
そして今では、かなり大きなスタジオをレンタルし、外でのレッスンはすべて無くし、そこで週に何本もレッスンをしています。
単価は下がったものの、そこを人数でカバーし、経営も安定しています。

 

「またスタジオ構えますか?」と、最後に聞きました。
すると、「1000円だからこれだけ集まっているのだと思うし、もうテナントは借りません。」ということでした。

 

この話の中には、いろいろな問題が出てきます。

 

・不採算事業から撤退する勇気

・マイナス補填

・単価設定

・売り上げに対する経費割合

・集客活動の大切さ

などなど

 

スモールスタジオ・マイクロジムに限らず、個人~小規模の経営者が常に考えなければいけないことです。
あなたも、今一度自分のビジネスを見直してください。

 

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